武蔵野美術大学造形学部デザイン情報学科

topic
20181129

【授業潜入】様々なつくる展 〜パッケージ&クオリティレビュー編〜

9月25日~10月11日まで9号館の3・4階で、「パッケージをつくる」「クオリティレビュー」「ビジネスツールをつくる」「写真集をつくる」という4つの授業の展示が行われていました。

今回はそんな4つの展示の中から、2つの授業と展示風景をご紹介します。

まず最初にご紹介するのは、「パッケージをつくる」の展示です。この授業では実存する任意の商品を想定し、パッケージのデザインを再設計していきます。商品の調査、分析から商品特性、ブランドイメージなどを把握しデザイン展開をすることで、商品とそれを取りまく環境を理解し、用いられる材料や加工方法についての知識を深め、実践的な表現能力を養成することを目標にしています。

様々な商品を対象に、どうしたらより魅力的に見せられるかを考えたパッケージになっており、展示会場はまるでデパートの売り場のようでした。
こちらは南部せんべいのパッケージ。味ごとにイメージやイラストの包みになっていて全体的に和風のテイストでまとめられています。

こちらは化粧品のパッケージ。商品を華やかに見せる展示の仕方も面白いですね!

お次にご紹介するのは「クオリティレビュー」という授業の展示です。
この授業では講師の指導のもとで魅力的な作品のクオリティとは何かを分析しながら、自分の力で作品をブラッシュアップしていく方法論を学びます。
また、週2回の授業までに各自作品制作を行い、受講者全員で分析と批評を行いながら客観的な視点を身につけていきます。

「クオリティレビュー」の展示はそれまで作って来た作品を順に並べて、授業内での一個人の作品の変遷を見ることができます。
学生それぞれの作品に、魅力的な作品のエッセンスを学んだことや他者との批評によって自身の中でその作品への考えがどう変わってそれが作品のどこに影響しているかを、キャプションを読みながら作品を見ることで感じられます。

今年度の作品はイラストのものが多い傾向でしたが、中には立体作品を作っている学生もいました。
様々な作品を作る学生が集って表現の精度を上げる方法を学べる授業となっています!

しっかり設定やストーリーが考えられた漫画作品などの展示もありました。
一人一人の個性が表れていてとても面白いです!

今紹介した2つの展示と、ここで紹介出来なかった「ビジネスツールをつくる」と「写真集をつくる」、どの展示も見応えがあって学生それぞれの個性あふれる楽しいものでした。
色々な人の展示を見るとその作品自体を見るだけでなく、展示方法もたくさん見られるので、学生の皆さんには自分の展示の際の参考になるかもしれません。

つくる展は毎年まとまって同じ時期に展示されることが多いので、機会があればぜひ見て回ってみてくださいね!
授業自体に興味が出た方は是非受講してみてください!

トップへ