2016年
-マリアージュによる地域商品PR方法の研究-
遠藤 裕子[井口ゼミ]
ワインとチーズのように、2つの味わいが絶妙に調和した状態のことをマリアージュという。地域商品のPR 方法を検討するにあたり、お互いを引き立てあうこの関係を生かせないかと考えた。そこで実際に、地域商品同士のマリアージュをテーマにしたwebプロモーションを企画し、宮城県の企業6社と共同で「isocarte 投票キャンペーン」を実施し、効果を検証・考察した。この方法では、生産者同士がバッティングせずに共創関係を築くきっかけとなる。マリアージュという1視点がこれからの地域商品PRの場に役立てればと思う。
地元(宮城県・石巻寄磯浜)海産物をトリガーに「どんな美味しい組み合わせができるか」を基本コンセプトに、制作したwebサイトを使って1週間にわたる“ベストマリアージュ投票キャンペーン”を企画・実施。協賛企業5社を得て、具体的な組み合わせメニュー・プランを開発し“最もお互いを引き立てあうマリアージュ”を投票によって導き出した。一連のプロジェクト提案が、他地域に対しても有望な先行事例となりうる点が評価された。(井口 博美)