武蔵野美術大学造形学部デザイン情報学科

4期生・タカハシ カオリ KAORI TAKAHASHI

何事も自分のやる気次第!

現在のお仕事について教えてください。


「ぼくのおとうさんのはなし」より 撮影協力:福島市吾妻高原聖アンナ教会

自身のオリジナル作品を発表・販売したり、企業(MV、雑誌、装丁など)から個人をクライアントに発注を受け、石こう粘土で主に高さ15センチ弱のフィギュアを制作しています。2012年から、粘土に触れてもらう機会を増やすべく、子どもから大人まで参加可能なフィギュアをつくるワークショップを開催しています

デ情での学生生活で印象深かったことはありますか?

1,2 年生の頃はグループワークが多かったので、考え方を共有する楽しさと難しさを毎日感じていました。調査対象をお好み焼き屋さんにして通い詰めたため、「もう粉物は食べたくない」とグループ内で言い合っていたのも良い思い出です。辛かったのは、一番仲の良い友だちと2 度も好きな人が被ったことです。卒業制作展では小部屋一室をもらえ、好き放題やり切った感がありました。

学生時代から現在のお仕事につながっていることはありますか?

卒業制作に向けて所属していたゼミの先生にポートフォリオを見せたところ、主に平面作品ばかりだった私の作品を「誰でも描けるわ」と一蹴。ただ、平面作品の合間に入っていた立体作品を指して「こっちの方が面白いよ」と。その言葉を信じて卒業し、その時の勢いがフィギュアのお師匠との出会いなど、今の仕事にそのままつながっているように思います。


オリジナル作品は全て自身で撮影

学生たちに一言お願いします!

デ情に限りませんが、大学生という身分でいられる時間を大切に、何事も自分のやる気次第です…!美大に入る時点で表現欲求と承認欲求が人一倍の方がほとんどだと思うのですが、物怖じすることなく、身に付けたいと思ったスキルをどんどん体得して昇華して行ってください。課題は無論大事ですが、心から「やりたい~!」ということに、惜しみなく力を注ぎましょう。卒業の際に「自分頑張ったなあ」と振り返られる学生生活を送ってほしいと思います。

タカハシカオリ 4期生
2006年デザイン情報学科卒業。フィギュア作家。
東京都出身。卒業後、フィギュアイラストレーター・デハラユキノリ氏に師事。
個展・グループ展で作品を発表する他、各メディアにてフィギュアを制作・提供する。

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