武蔵野美術大学造形学部デザイン情報学科

2021年

卒業研究・卒業制作 優秀作品

葉脈細工

葉脈細工

葉脈細工

葉脈細工

廣木 爽太 [高山ゼミ]

葉脈の持つパターンを用いた展示台と、約一万個の葉脈標本を素材として用いた屏風。普段何気なく目にしている葉の持つ樹枝状、網目状の構造には本質的な機能的制約の結果から生まれた美しさがある。そこで、葉脈という人為的な模様ではなく自然が生み出した模様をデザインに活かすことで、バイオフィリックデザインと親和性の高い人工物と自然物との新しい調和の形を提案できるのではないかと考えた。

古来より日本人の生活においては自然との共生が根付いており、近年注目を集めるバイオフィリックデザインを先取りしたような文化もある。作者はこのような伝統に影響を受けつつも、一方で自然物の生命科学的・計算幾何学的な側面にも目を向け、両者の融合による新規な価値の創出を目指した。全て手作業による労作である点も注目に値するが、それ以上に古くもあり新しくもある、時代を超越したモノづくりの方向性を示唆した点が評価につながった。(高山穣)

トップへ