2016年
-アルファベット編-
森田 智加[白石ゼミ]
アルファベットは表音文字であり、ひとつひとつの文字がそれに当てはまる音を表している。そこで、文字を立体に作りその立体文字にある動作を加えると、その文字に当てはまる音を発生させる装置として制作した。文字を体感することで、アルファベットの発音の違いや文字の形の再認識ができるような作品にした。
アルファベットの音の感覚を触覚で体験する実験的作品である。文字はシリコン素材で可逆性があり、正しい文字の形に変形させる操作に合わせてコンピュータ制御されたアルファベット音が発声する仕組みになっている。文字の形を手で触れながら、無意識に発声していたアルファベットの発音について再認識することをダイレクトに体験することができるまさに温故知新のインタラクティブアート作品として高く評価された。(白石 学)