3年次
デザイン情報学演習Ⅲ
リアルスチルイメージとは、文字通り実写による静止した映像で、これまで写真と呼ばれてきたメディアです。ここではあえて写真と呼ばないことで、従来の写真表現の価値観にしばられずに写真の可能性を広げることを試みます。印象の強さ、楽しさ、わかりやすさを追求するとき、動画やCGはとても効果的ですが、それらが逆に不得意とする領域もあるものです。対象(モチーフ)が必要で動かせないといった、さまざまな制約の下に生まれるイメージの表現には、短歌や俳句などの短詩型文学のような、凝縮された輝きがあります。